固体電子論
(4-a) 学生の学習ペースを作り,授業内容の理解を確認させる
毎週任意のレポートを課す
文責: 和田 裕文
固体電子論 (シラバス)
(京都大学工学部専門科目。2単位。3回生対象。2002年度前期実施)
和田 裕文 (京都大学大学院工学研究科助教授)
自作プリント(毎年改訂)
固体の電子論とその応用について講義する。エネルギーバンドの概念, バンド理論の基礎を述べ,さらに半導体, 磁性,超伝導など電子に起因する 物性についても述べる。
この授業のような物理系の授業科目ですと,講義を聞くだけではなくて, その後学生自身で手を動かして練習問題を解かないと どうしても授業内容を マスターすることができません。しかし,学生もレポートとかを出さないと やる気が出ないので,それで 定期的にレポートを課しています。
定期的なレポート課題は,学生に学習のペースを作ってあげることになりますし, 解答を次の授業でフィードバック (結果のフィードバック)することにより, 自分の理解が正しかったかどうか,どこが間違っていたか,などを自分で確認することが できます。
授業者にとっては,レポートの出来具合によって,学生が授業を受けてどのように理解しているか, その状態を把握(授業理解の把握) することができます。
この日の授業内容は磁性の基礎でした。
まず,前回提出のレポートの問題の解答を板書しました。 そのあと,OHC(現物投影機)にテキストを写し,前回の授業ポイントを簡単に復習した後, 本日の内容に入っていきました。
ところどころでOHCに戻って,今話している内容の場所を確認しながら,その詳しい内容を板書によって説明しました。 黒板ではテキストの内容の簡単な例を取り上げて, 理解をしてもらうように工夫を凝らしました。
最後に今回の授業内容に関する演習問題をレポートとして学生に課しました。
<写真>講義風景
私は大学の授業は聞いているだけでわかるというものはほとんどなく, 特に物理は自分で問題を解いてみないと自分の力にならないと 考えています。 この意味で毎回レポートとして課している演習問題をやり, そのときに授業内容を復習してもらうのが理解を助けるのに 不可欠であると思っています。








