固体電子論
(2-a) 授業内容の時系列的構造を提示する
OHC(現物投影機)を使う
文責: 和田 裕文
固体電子論 (シラバス)
(京都大学工学部専門科目。2単位。3回生対象。2002年度前期実施。)
和田 裕文 (京都大学大学院工学研究科助教授)
自作プリント(毎年改訂)
固体の電子論とその応用について講義する。エネルギーバンドの概念,バンド理論の基礎を述べ, さらに半導体,磁性, 超伝導など電子に起因する物性についても述べる。
授業を受けた学生の感想やコメントからは,「授業の途中でふっと何をやっているか(どこをやっているか)わからなくなる」 というものがしばしば出てきます.これは,「授業の時系列的構造」がわからなくなるものとして理解できます。
本授業の特徴は,常時OHC(現物投影機)にテキスト(自作プリント)を掲示し 適時指し示すことによって, 学生が授業の途中で何をやっているのかを見失わないようにさせる点にあります. これによって例えば細かいことまで板書する必要が なくなるというメリットも生じます。
この日の授業内容は磁性の基礎でした。まず,前回提出のレポートの問題の解答を板書します。 そのあと,OHC(図1)にテキストを写し, 前回の授業ポイントを簡単に復習した後, 本日の内容に入っていきます。ところどころでOHCに戻って,今話している内容の場所を 確認しながら,その詳しい内容を板書によって説明していきます。黒板ではテキストの内容の簡単な例を取り 上げて,理解をしてもらうように 工夫を凝らしています。最後に今回の授業内容に関する演習問題 をレポートに課します。
板書内容はテキストの内容の理解を助けるためであると考えていますが, 学生の側に立つと,テキストを見ながら板書し, かつOHCにも注意を向けなければならず, けっこう忙しいと感じる方が多いようです。そのためもう少しゆっくり進んで欲しいという 要望がありました。









